こんばんは!
更新をさっぱりしないと思ったら、急に漫才台本とか上げて見たり、いったい何がしたいんだハルカゼくん。
まあそんな些末なことはさておきですよ。
先日放送された「M-1グランプリ2023」について語らせてくれよと。
優勝したのは結成5年目の令和ロマン!
大好きなコンビだったので、喜びと同時にこんな早く優勝しちゃうのかという驚きがあります。
いずれ取るだろうとお笑いファンからの注目を受けていただけに、おそらく同じ思いを抱いた方も多いんじゃないかと。
まず予選から振り返っていきたいと思います。
ここから先、ただのお笑いファン個人の見解だから、皆目見当違いの分析が含まれてたとしても見逃してくれ!
ファーストラウンド、トップバッターとして登場したのは令和ロマン。
トップで出番となった瞬間に、優勝はないだろうと思ったし、最終決戦に残る可能性も低いだろうと少なからず哀しい気持ちになった。
今大会は実力者ぞろいではあったから、誰かがこの大会の盛り上げ役としてトップの役目を果たさなければならないとはいえ、令和ロマンが初決勝でこの役回りを演じることになるのかと残念に思った。
演目は「少女漫画」。
せり上がりから小ボケを入れていたり、つかみからどこか余裕を見せていて、トップバッターだったもののかなり会場でもウケていたようにTVで見ていて感じた。
もちろん面白くて私もずっと笑っていたし、一緒に見ていた家族も笑っていた。ネタが終わったあとの審査では、審査員が悩みに悩んでいた。
表示された点数を見て思わずうなった。648点。詳しい点数は記憶していなかったが、トップバッターの歴代最高点数をたたき出したのは確か2021年のモグライダー。その点数は確実に超えたはず――。(モグライダーは637点だった)
この大会のレベルの高さを見せつけた点数だった。
波乱の開幕を予感させた。今日のお客さんは結構あったかい。
ウケ量があればあるほど、審査に加味される可能性が高くなる。このあとに出てくるコンビの点数平均も確実に上がってくる。
歴代最高とされる2019年も超える可能性がある。そう予感させてくれるくらい、興奮する点数を令和ロマンは示してくれた。
ただひとつ感じたのは、もっとウケてもよさそうな中盤で少しウケ量が減ったことだった。面白かったけど、会場ではそこまで爆発しなかったのか、とちょっとした違和感があった。
しかし、それ以上に期待感のほうが大きかった。
純粋に楽しい大会だった。
漫才が好きで、M-1に関しては決勝よりももっと前、3回戦やワイルドカード投票なども積極的に見ているし、M-1だけでなく好きなコンビは事務所ライブの動画やコンビの公式チャンネルで上げているネタなどもチェックするようにしていて、決勝には誰が進むだろうかと予想しては楽しんでいる。
準決勝や準々決勝の配信は見ていない。これは決勝でどのネタをやるのか、純粋に楽しみたいというわくわくを決勝で味わいたいからである。
バラエティなどを見るよりも漫才が大好きな一介の漫才ファン、いや厄介な漫才オタクだから決勝をただただ楽しんで観ていた。
2番手に登場したのは、つい数十分前に敗者復活で勝ち上がったばかりのシシガシラ。
仕事で敗者復活は見れていなかったが、Cブロックではラストイヤーのななまがりや勢いのあるフースーヤなどを倒し、さらに芸人投票でもこれまたラストイヤーのヘンダーソン、M-1常連のオズワルドを倒したナイチンゲールダンスを撃破して決勝への切符を手にしたところはなんとか見ることができた。
勝ち抜いた芸人は決勝へと送り出され、波乱を起こす。幾度となく敗者復活からドラマが生まれた。そのなかには優勝を勝ち取るコンビもいた。
実を言ってしまうと、敗者復活の予想にシシガシラは入れていなかった。けれど、ネタ自体は面白くて好きだったので、期待しかなかった。
送り出されるときに、髪の毛が生えないことを祈る、歌もうまくならないでほしいと評されていたため、歌ネタをやったのだと推察できた。
その時脳裏によぎったのは、おそらく決勝でダンビラムーチョやモグライダーは歌ネタをやるんじゃないかということ。
その時には出番がどこのタイミングになるかは分からなかったが、歌ネタだとかぶる可能性がある。そしてシシガシラもそれはなんとなく情報として入っている。敗者復活のネタをやるのか。それとも違うネタをやるのか。いろんなことを考えていたらあっという間の出番だった。
披露したのは、いろいろな規制があるなかでハゲだけは規制されていないの? という現代のコンプラの闇を切る漫才だった。
このネタは見たことがあったが、やはり面白い。
右肩上がりに面白くなっていく。腹がよじれるほど笑った。
昨年のウエストランドではないが、言われてみれば確かにそうだとこちらを巻き込んでくれる面白さがあったように思う。
しかし点数は思ったほど伸びなかった。講評を聞くとなるほどと感じたものの、面白かっただけに悔しい気持ちになった。
あとから敗者復活の動画を見て、相当に笑わせてもらったのでいずれ決勝で爆発させてくれることを願う(歌ネタでハゲネタだけどこの面白さなら審査員もうなるんじゃないかと期待したい)。
3番手はさや香。
昨年準優勝、今年も優勝候補の最筆頭として注目を受けていただけに、相当にプレッシャーはあったはず。誰よりもほかの漫才師ではなく、昨年の自分たちのハードルを越えるための一年だったのではなかろうか。
予選から面白いネタを見せてくれていたので、自分としても決勝で漫才が見られるのは嬉しかった。
「ホームステイ」のネタを披露し、さや香らしい熱量のある掛け合いで圧倒された。
個人的には昨年の「免許返納」は超えてこなかったものの、それでもやっぱり面白い。
怒涛のような勢いで、ずっと笑わせてもらっていたが、そのうえで感じたのは思ったほどウケてないということだ。
会場のウケ量をわざわざ計測していたわけではないけれど、もう少しウケてもよかったんじゃないかと思うくらいには少ないように感じた。
ここら辺から、令和ロマンの時に感じたお客さんのあたたかさに疑念がわいた。
もしかすると、今日のお客さんは相当に厳しい可能性が高いぞ。
爆笑が爆発する。それを起こすには厳しいかもしれないと感じた。
それくらい重たい空気が会場にはあったんじゃないかと思う。
さや香の点数はかなり伸びた。
松本さんの点数は低かったが、邦子さんの点数が高く、評価は割れた。
去年の「免許返納」のこともあるし、オチが読めてしまったというのもなんとなく理解できた。
だがそれでも昨年準優勝に甘んじたさや香は、確実に優勝するためのネタをもう一本用意している。
だからさや香としては評価が割れるのはそこまでマイナスではないんじゃないかと思った。
点数が全員低くなり、最終決戦に進めないのだけは避けたいだろうが、このネタで最終決戦までは進めるという自信はあったのだと思う。
最後にはエンゾと会いたくなるくらい、激しい熱量と掛け合いで笑わせてくれる最高の漫才だった。
4番目でネタを披露したのはカベポスター。
さや香の激しいネタのあとに静かなネタではあるけれど、抜群のワードセンスとローテンショントーンで会場の空気をカベポスター色にちゃんと染めていた。
最後の最後までちょっと怖い、そして面白い漫才だった。
カベポスターのネタはカベポスターだからこそ成立するのだと、二人の漫才を観ていて常にそう感じるくらいオリジナリティとアイデンティティが共存している。
ともすれば怖いくらい静かな間。嵐の前の静けさ。永遠に似た一瞬。その間を二人は鮮やかに操り、大きな笑いを作り出す。
最後にきれいに噛んだのも愛嬌だと感じられるくらい、素晴らしい一本だった。
個人的には去年よりも好きなネタなので、二本目も見たいと思わせてくれた。
5番手にマユリカ。
ずっとキモダチというキャッチフレーズでまず一笑い。
しかもカベポスターのずっゼリのあとにずっキモという奇跡。
阪本の登場の仕方に注目していたけれど、ちゃんと走っていてよかった。
「倦怠期夫婦」のネタで初決勝ながらしっかりインパクトを残し、「激」、「静」と来て独特な空気感で面白い漫才を披露できたのではないかと感じた。
「頭ズッキンズッキンプッチン不倫ですポンピーン」は、今日ここまで見たなかで、瞬間爆発力では圧倒的だった。
そしてマユリカは平場の強さも発揮し、キャッチフレーズや汚れで爆笑を引き出していた。
あのやり取りを見たら、確実に来年の仕事は増えるだろう。今大会で一番平場での強さを見せたのではないか。
M-1は緊張する舞台だと思うけれど、そのなかでも今回の大会はいい意味で緩さがあるというか、どこか余裕を感じさせる、逆に言うとピリピリした空気を感じないのがよかったように思う。
ネクストデイでモグライダーがみんなで声かけあっていたと言っていたけれど、それが功を奏していたのだろう。
2017年に優勝した際、とろサーモンはM-1で和牛がウケるたびに舌打ちしていたと暴露されていたけれど、互いにリスペクトしあい、できるかぎりいつも通りの漫才ができるよう、そしていい大会になるように協力し合っている現代のM-1は見ていて気持ちがいい。
マユリカがネタでも平場でも笑いを取っていったところで、今日はいったん筆をおきたいと思います。
(続く)


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